世界で一番有名なカフェと言えば、やはりスターバックスではないでしょうか。今回は、このカフェについて僕の思いを語ってみたいと思います。
出逢った場所は仙台。僕が大学時代を過ごした街です。当時はどことなく敷居が高そうなイメージを持っていたので、しばらくの間、外から店内を眺める日々が続きました。何かのタイミングで実際に体験することになったのですが、これによって偏見がなくなり、その後は気軽に足を運ぶようになりました。
スターバックスを選んだ理由については、ドリンクはもちろんですが、それ以上に、店内の雰囲気が僕のライフスタイルに合っていた、というのが大きなポイントではないかと思います。中学時代からアメリカの文化(特に音楽とファッション)に慣れ親しんできたということもあり、受け入れる準備がすでに自分の中にあったのかもしれません。
僕は、お気に入りのカフェが見つかると、他のカフェにはほとんど行かなくなる、というタイプです。ドリンクも大事ですが、やはり「安心できる場所」であることが僕の第一の選定基準なのです。そんな場所で、本を読む、ゆっくり考える、様々な人たちと議論する。この時間が幸せで仕方ない。素直にそう思います。
このように、スターバックスはすでに僕の日常の一部になっています。この場所にいる時間が長くなると、店内のオペレーションや企業全体のマネジメントにも自然とアンテナを張るようになります。気になったことや改善すべきことはすぐにフィードバック。その際、顧客とスタッフ、両方の視点を踏まえて、建設的な意見を提示することを心がけています。
最近になって、歴史やトップマネジメントの思想にも興味が湧いてきたので、CEOであるハワード・シュルツの自叙伝を読むことにしました。少しずつ読んでいるところですが、序盤だけでも多くの学びがあり、早速自分のアクションに活かしています。
さらに、アメリカ本社の株式を取得して、オーナーの1人になりました。これは、「議決権を保有したい」ということではなく、純粋に「応援したい」という気持ちによるものです(寄付の感覚に近い)。スタッフだけでなく、トップマネジメントのメッセージも直接聞きたいので、来年以降、シアトルで行われる株主総会に出席できればと思っています。
今後は、サステナビリティに関する事業(世界展開によって構築されたネットワークを活かしながら、地球規模の問題の解決を促進する)にも参加します。この「世界とつながっている」という感覚。これも僕がスターバックスを選ぶ理由の一つだということに今気づきました。
世界が大きく変化する中で、このカフェはどんな役割を求められているのか。それは、サードプレイスとして、人々の生活に潤いを与えること。顧客としても、オーナーとしても、スターバックスがそのような存在であり続けることを願ってやみません。